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ゆうちょ銀行の相続手続き|6つのステップと必要書類・受け取りまでの日数

ゆうちょ銀行の相続手続き 相続手続き
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亡くなった家族がゆうちょ銀行に口座を持っていた場合、相続人が手続きをすると、貯金を払い戻して受け取れます。

ゆうちょ銀行の手続きは、ほかの銀行と少し違い、最初に「相続確認表」という用紙を出すところから始まります。

この記事では、ゆうちょ銀行の公式の案内に沿って、6つのステップと必要書類、受け取りまでの日数をわかりやすく説明します。

先に結論
  • まず窓口か相続コールセンターに連絡すると、口座が止まる
  • 次に「相続確認表」を出す(Webやアプリでも進められる)
  • 1〜2週間後に届く案内に沿って、戸籍や印鑑証明書などを出す
  • 書類を出してから、ゆうちょの口座なら約1〜2週間、他行なら約3〜4週間で受け取れる

この記事の監修:行政書士(2018年開業・社会保険労務士試験合格)。法務局・裁判所・国税庁などの一次資料で内容を確認しています。

ゆうちょ銀行の相続手続き:6つのステップ

ゆうちょ銀行の相続手続きの6つのステップ

STEP1:亡くなったことを伝える

近くのゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口か、相続コールセンターに連絡します。電話でもかまいません。

  • 相続コールセンター:0120-312-279
  • 受付時間:9時〜17時(土日祝日・12月31日〜1月3日を除く)

連絡すると、その口座は止められます。

公共料金などが引き落とされていた場合は、連絡する前に引き落とし先を別の口座に変えておくと困りません。

STEP2:「相続確認表」を書く

相続確認表は、亡くなった方と相続人の関係や、どの口座があるかをゆうちょ銀行が確認するための用紙です。

窓口でもらえるほか、ゆうちょ銀行のホームページからダウンロードもできます(A4の白い紙に印刷。感熱紙は不可)。

主に書く内容は次のとおりです。

  • 遺言書があるかどうか
  • 亡くなった方の情報
  • 手続きをする人の情報
  • 相続人全員の情報
  • 亡くなった方のゆうちょ銀行の口座
  • 払い戻したお金の受け取り方

裏面の「貯金等照会書(相続用)」も一緒に書きます。これを出すと、家族が知らなかった口座も調べてもらえます。

STEP3:相続確認表を出す

ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に出します。

時間がかかる手続きなので、ゆうちょ銀行の店舗は予約をしてから行くのがおすすめです。

「相続Web案内サービス」や「ゆうちょ手続きアプリ」を使うと、この段階を窓口に行かずに進められます(利用には条件があります)。

STEP4:必要書類をそろえる

窓口やアプリで相続確認表を出すと、約1〜2週間後に、ゆうちょ銀行の専門部署から「必要書類のご案内」が郵送で届きます。

相続Web案内サービスを使った場合は、その場で画面から確認できます。

必要書類の例は次のとおりです。家族の状況によって変わるので、届いた案内のとおりにそろえてください。

遺言書がない場合 遺言書がある場合
  • 亡くなった方の、結婚したとき(初婚。未婚なら16歳)から亡くなるまでの連続した戸籍謄本
  • 亡くなった方の通帳など
  • 相続人の印鑑登録証明書
  • 遺産分割協議書(ある場合)
  • 払い戻しを受け取る相続人の実印
  • 亡くなった方の、結婚したとき(初婚。未婚なら16歳)から亡くなるまでの連続した戸籍謄本
  • 亡くなった方の通帳など
  • 遺言書(自分で書いた遺言は、家庭裁判所の検認を受けたもの)
  • 相続人・遺言執行者の印鑑登録証明書と実印

ゆうちょ銀行が求める戸籍は「結婚したときから」です。

ほかの手続きで「出生から」の戸籍を求められることも多いので、はじめから出生から死亡までをそろえておくと、使い回しができます。

戸籍の束の代わりに法定相続情報一覧図の写しを使う方法もあります。

STEP5:書類を出す

そろえた書類(原本)を、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に出します。

戸籍謄本などを返してほしい場合は、そのときに申し出ます。

STEP6:お金を受け取る

受け取り方 日数の目安 手数料
ゆうちょの通常貯金口座に入金 約1〜2週間 なし
貯金払戻証書(郵便局で現金化) 約1〜2週間 なし
ほかの金融機関の口座に振り込み 約3〜4週間 5万円以上は880円、5万円未満は660円

書類に不備があったり、手続きが混み合っていたりすると、さらに時間がかかることがあります。

書類を集める前に決めておくこと

誰が受け取るかを決める

遺言書がない場合、誰が貯金を受け取るかを相続人全員で話し合って決めます。決めた内容を書面にしたものが遺産分割協議書です。

書き方と無料の雛形は遺産分割協議書の書き方|Word雛形4パターンにあります。

ゆうちょ銀行の貯金を書くときは、「ゆうちょ銀行 通常貯金 記号〇〇〇〇〇 番号〇〇〇〇〇〇〇〇」のように、通帳の記号・番号を書き写します。

葬儀代などで急ぎのとき

遺産分割が終わる前でも、相続人が1人で一定額まで払い戻しを受けられる制度があります。

1つの金融機関につき「口座残高×3分の1×その人の法定相続分」までで、上限は150万円です。

口座を調べる方法(貯金の有無の調査)

「ゆうちょ銀行に口座があったはずだけど、通帳が見つからない」という場合でも、口座があるかどうかを調べてもらえます。

ゆうちょ銀行の案内では、相続確認表を出す前でも、貯金の調査が可能とされています。

調査で見つかった口座も、止められる対象になります。

通帳のない口座や、長く使っていない口座が見つかることもあるので、心当たりがあれば早めに頼んでおきましょう。

ゆうちょ銀行でよくある財産

ゆうちょ銀行でよくある財産

財産 確認するポイント
通常貯金 いわゆる普通口座。通帳の記号・番号で特定する
定額貯金・定期貯金 通帳とは別の証書になっていることがある。証書も探す
投資信託・国債 ゆうちょ銀行の窓口で買っている場合がある。取引報告書などの郵便物を確認
かんぽ生命の保険 ゆうちょ銀行ではなく、かんぽ生命への請求になる

郵便局の窓口で扱っていても、会社によって手続きが別になるものがあります。

保険は「かんぽ生命」、貯金・投資信託は「ゆうちょ銀行」と分けて考えると整理しやすくなります。

手続きを早く終わらせるコツ

ゆうちょ銀行の払い戻しまでの日数と振込手数料

  • 公共料金の引き落とし先を先に変える:口座が止まると引き落とせなくなる
  • 相続Web案内サービスを使う:必要書類をその場で確認でき、郵送の案内を待たずに済む
  • 戸籍は出生からそろえる:ゆうちょ以外の手続きにも使い回せる
  • 遺産分割協議書を先に作る:誰が受け取るか決まっていると、書類が一度でそろう
  • 窓口は予約する:予約がないと、待ち時間が長くなったり、日を改めるよう言われたりすることがある

ゆうちょ銀行の手続きを始める前の準備

ゆうちょ銀行の相続手続きを始める前の準備

スムーズに進めるために、連絡する前に次のものを手元にそろえておきましょう。

  • 亡くなった方の通帳・証書・キャッシュカード(あるだけ)
  • 亡くなった方の死亡日・本籍・最後の住所がわかるもの
  • 相続人全員の氏名・住所・生年月日・続柄のメモ
  • 遺言書があるかどうかの確認(自筆の遺言が自宅で見つかった場合は、家庭裁判所の検認が先)
  • 払い戻したお金を受け取る口座

相続確認表では、相続人全員の情報を書く必要があります。

先にメモを作っておくと、窓口やアプリでの入力がすぐに終わります。

遺言書があるときの流れ

遺言書がある場合、遺言の内容に従って払い戻しを受けます。

遺言書の種類 ゆうちょ銀行に出すもの
公正証書遺言 公正証書遺言(電子データで作られたものは、公証役場で受け取った書面)
自筆証書遺言(法務局保管) 法務局の遺言書情報証明書
自筆証書遺言(自宅保管) 家庭裁判所の検認を受けた遺言書

遺言執行者が決まっている場合は、遺言執行者の印鑑登録証明書と実印も必要です。

遺言書の書き方や保管制度は自筆証書遺言の書き方と文例で解説しています。

モデルケース:母が亡くなり、子2人で手続きする場合

たとえば、母がゆうちょ銀行に通常貯金と定額貯金を持っていて、子2人が相続人になる場合で考えます。

  • STEP 1
    相続確認表を出す
    子の1人が窓口で相続確認表を出す。母の通帳・証書・キャッシュカードを持参する
  • STEP 2
    必要書類の案内を受け取る
    貯金事務センターから、必要書類の案内が届く
  • STEP 3
    書類をそろえる
    戸籍(または法定相続情報一覧図の写し)、遺産分割協議書、2人の印鑑証明書などを用意する
  • STEP 4
    窓口に出す
    相続人の代表者がまとめて提出する
  • STEP 5
    払い戻しを受ける
    代表者のゆうちょ口座に入金される場合は、ほかの銀行への振込より早く受け取れる

定額貯金は通帳と別の証書になっていることが多いので、自宅の引き出しなども確認しておきましょう。

同じ郵便局で手続きするかんぽ生命(保険)は、ゆうちょ銀行とは別の手続きです(かんぽ生命の相続手続き)。

相続税がかかりそうな場合や、申告が必要か迷う場合は、税理士に相談すると具体的な税額を確かめられます。

代理人が手続きをするときの委任状の書き方は、相続の委任状の書き方(Wordひな形5パターン・無料)で説明しています。

よくある質問

口座があるかどうかわかりません

相続確認表の裏面の「貯金等照会書(相続用)」を書くと、亡くなった方の貯金を調べてもらえます。

相続確認表を出す前でも、貯金の調査だけを先に頼むこともできます。

窓口に何度も行くのは大変です

「相続Web案内サービス」や「ゆうちょ手続きアプリ」を使うと、窓口に行く回数を減らせます。

必要書類もWeb上で確認できます。

ほかの銀行の手続きも一緒に進めたい

銀行ごとに書式や必要書類が違うため、それぞれの窓口で手続きします。

複数の銀行があるなら、法定相続情報一覧図の写しを複数通もらっておくと、同時に進められます。

手続きは相続人全員で窓口に行く必要がありますか?

全員で行く必要はありません。

代表の相続人が手続きを進め、ほかの相続人には書類への署名・押印や印鑑登録証明書を用意してもらうのが一般的です。

具体的な書類は、届いた「必要書類のご案内」で確認してください。

少額の貯金でも手続きが必要ですか?

金額にかかわらず、名義人が亡くなった口座は相続の手続きで払い戻すことになります。

手続きをしないまま長く放っておくと、手続きが必要な相続人が増えて、書類集めが大変になることがあります。

相続手続きの期限はありますか?

ゆうちょ銀行の相続手続き自体に決まった期限はありません。

ただし、相続税の申告(10か月以内)が必要な家庭では、残高証明書などが必要になるので、早めに進めておきましょう。

メガバンクの相続手続きも知りたい

銀行ごとに所定の書類や書類の有効期限が違います。

三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の手続きも、それぞれ公式の案内に沿って解説しています。

まとめ

  • ゆうちょ銀行の相続は、連絡→相続確認表→必要書類の案内→書類提出→受け取りの順
  • 相続確認表を出すと、1〜2週間後に必要書類の案内が届く
  • 戸籍は「結婚したときから」でよいが、出生からそろえると他の手続きにも使える
  • 受け取りは、ゆうちょの口座なら約1〜2週間、他行なら約3〜4週間

監修者

行政書士(2018年11月開業)・社会保険労務士試験合格。遺産分割協議書の作成や相続人の調査(戸籍の収集)など、相続の書類づくりに携わっています。

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参考資料:ゆうちょ銀行「ゆうちょ銀行の相続手続き」(2026年9月25日確認)

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