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四十九日・一周忌・三回忌の法要の準備|時期の早見表・流れ・お布施・引出物と案内状の文例(Word無料)

相続手続き
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葬儀が終わると、次は四十九日の法要、そして一周忌・三回忌と、法要の準備が続きます。

「いつ、誰を呼んで、何を用意すればいいのか」を、施主になって初めて考える人も多いでしょう。

この記事では、四十九日・一周忌・三回忌など主な法要の時期と、準備の順番をまとめました。

当日の流れ、案内状とお礼状の書き方も説明します。

あわせて、納骨に必要な書類や、相続の手続きとの関係も整理しています。

案内状・お礼状の文例と準備のチェックリストは、Wordで用意しています。

先に結論
  • 仏式の主な法要は、四十九日・一周忌・三回忌。一周忌は亡くなって満1年、三回忌は満2年に行うのが一般的
  • 日程を動かすときは、命日より前に行うのが一般的とされる
  • 準備は、お寺への連絡 → 日程と会場 → 案内 → 会食・引出物 → お布施の順に進めると漏れにくい
  • 納骨のときは、火葬済みの証印を受けた火葬許可証(一般に埋葬許可証と呼ばれる)が必要
  • 法事の費用は、相続税の計算で葬式費用として差し引けない(国税庁 No.4129)

この記事の監修:行政書士(2018年開業・社会保険労務士試験合格)。法務局・裁判所・国税庁などの一次資料で内容を確認しています。

法要のしきたりは、宗派・地域・家によって違います。

この記事の内容は一般的な目安なので、迷ったときはお寺や親族に確認してください。

主な法要の時期

主な法要の時期(四十九日・一周忌・三回忌・七回忌)

仏式では、亡くなった日から数えて7日ごとの法要(中陰法要)と、年ごとの法要(年忌法要)があります。

法要 時期の目安 規模の目安
初七日 亡くなって7日目(葬儀の日にあわせて行うことが多い) 葬儀の参列者
四十九日(七七日) 亡くなって49日目 親族・親しい人。納骨を一緒に行うことが多い
一周忌 亡くなって満1年の命日 親族・親しい人
三回忌 亡くなって満2年の命日 親族中心
七回忌 満6年 家族・近い親族
十三回忌・三十三回忌など 満12年・満32年など 家族中心。三十三回忌などを区切りにすることもある

三回忌は「満3年」ではなく「満2年」で行うので、間違えやすいところです。

亡くなった日を1回目と数えるため、三回忌は2年目の命日になります。

年忌法要の早見表(2026年に亡くなった場合)

法要 亡くなってからの年数 行う年
一周忌 満1年 2027年
三回忌 満2年 2028年
七回忌 満6年 2032年
十三回忌 満12年 2038年
十七回忌 満16年 2042年
二十三回忌 満22年 2048年
二十七回忌 満26年 2052年
三十三回忌 満32年 2058年

「〇回忌」は、亡くなった年を1として数えるので、回忌の数から1を引いた年数が経った年に行います。

どこまで年忌法要を行うかは、宗派や家の考え方によります。

日程の決め方

法要は、命日やその前の土日に行うのが一般的です。

都合で日程を動かすときは、命日より後ろにずらすのではなく、前に行うのがよいとされています。

  • お寺(僧侶)の都合を最初に確認する
  • 遠方の親族が集まりやすい土日・祝日を候補にする
  • 会食の会場の予約状況を確認する
  • 納骨を一緒に行う場合は、霊園・墓地の管理者にも連絡する

四十九日法要の準備

四十九日法要の準備の順番

四十九日は、葬儀の後で最初の大きな法要です。

納骨や香典返しの時期とも重なるので、葬儀が終わったら早めに準備を始めましょう。

  • STEP 1
    お寺に連絡する
    日程と場所(お寺・自宅・会館)を相談する
  • STEP 2
    会場と会食を決める
    参列者の人数を見込んで予約する
  • STEP 3
    参列者に案内する
    電話か案内状で、日時・場所・会食の有無を知らせる
  • STEP 4
    本位牌を用意する
    葬儀で使った白木の位牌から、塗りの位牌に作り替えることが多い(宗派による)
  • STEP 5
    納骨の準備
    墓地の管理者に連絡し、埋葬許可証を用意する
  • STEP 6
    引出物とお布施を用意する
    参列者の数に合わせて手配する
  • STEP 7
    香典返しを手配する
    四十九日の後に発送することが多い

浄土真宗では、亡くなった人はすぐに仏になると考えるため、位牌を作らず過去帳や法名軸を用いることがあります。

家の宗派が分からないときは、葬儀をお願いしたお寺に確認しましょう。

納骨に必要な書類

お墓や納骨堂に遺骨を納めるときは、埋葬許可証が必要です。

火葬のときに火葬場で火葬済みの証印を受けた火葬許可証が、一般に埋葬許可証と呼ばれるものです。

墓地の管理者は、火葬許可証などを受け取った後でなければ、焼骨を埋蔵させてはならないとされています。

納骨堂に納める場合も同じです(墓地、埋葬等に関する法律14条)。

骨つぼと一緒に箱に入れて渡されることが多いので、なくさずに保管しておきましょう。

火葬許可証の受け取り方は、死亡届の書き方と出し方で説明しています。

位牌と仏壇の準備

葬儀では白木の仮の位牌を使い、四十九日までに塗りの本位牌を用意する家庭が多いです。

本位牌は、戒名などの文字入れに日数がかかるので、四十九日の日程が決まったら早めに仏具店に相談します。

仏壇がない家では、仏壇を用意するか、位牌を置く場所をどうするかを家族で決めておきましょう。

浄土真宗のように位牌を用いない宗派もあるので、お寺に確認してから準備します。

会食の手配

  • 法要の会場から移動しやすい場所を選ぶ
  • 予約のときに「法事の会食」と伝える(献立や器を合わせてもらえることが多い)
  • 僧侶が会食に参加するかを事前に確かめる
  • 人数の最終確定の期限を確認する
  • 会食をしない場合は、持ち帰りの折詰や御膳料で代えることもある

服装

四十九日までは、施主や遺族は喪服を着るのが一般的です。

一周忌・三回忌も喪服が多く、七回忌以降は地味な平服にすることもあります。

家族だけの法要では、服装を家族で相談して決めてかまいません。

案内状に「平服でお越しください」と書くと、参列者が迷わずに済みます。

一周忌・三回忌の準備

一周忌・三回忌の準備の流れは、四十九日とほぼ同じです。

時期 すること
2〜3か月前 お寺に日程を相談する、会場と会食を決める
1か月前まで 案内状を送り、出欠をとる
2週間前まで 人数を確定し、会食と引出物を手配する
前日まで お布施・お車代を用意する、供花や供物を手配する
当日 受付、法要、お墓参り、会食、引出物を渡す
後日 欠席して供物などをいただいた人にお礼をする

三回忌以降は、家族や近い親族だけで行うことが多くなります。

規模を小さくするときは、親族にその旨を伝えておくと誤解が生まれにくくなります。

当日の流れ

  • STEP 1
    受付
    参列者を迎え、供物や香典を受け取る
  • STEP 2
    僧侶の入場・施主のあいさつ
    短く始まりのあいさつをする
  • STEP 3
    読経・焼香
    施主から、故人と縁の深い順に焼香する
  • STEP 4
    法話
    僧侶から話がある場合
  • STEP 5
    お墓参り・納骨
    四十九日や一周忌で納骨する場合
  • STEP 6
    施主のあいさつ
    参列へのお礼と会食の案内
  • STEP 7
    会食(お斎)
    故人をしのんで食事をする
  • STEP 8
    引出物を渡す
    帰り際に、参列のお礼として渡す

施主のあいさつの例(会食の前)

本日はご多用のところ、亡き父〇〇の一周忌法要にお集まりいただき、ありがとうございました。

おかげさまで、無事に法要を終えることができました。

ささやかではございますが、お食事を用意いたしましたので、どうぞごゆっくりお過ごしください。

法要で用意するお金

法要で用意するお金の種類

項目 内容 確認すること
お布施 読経へのお礼 金額に決まりはない。分からなければお寺に尋ねてよい
お車代 僧侶に自宅や会館へ来てもらうときの交通費 お寺で行う場合は不要なことが多い
御膳料 僧侶が会食に参加しないときに渡す 会食に参加する場合は不要
会場費 お寺・会館を使う場合 お寺では、お布施と別に必要か確認する
会食費 参列者の食事 人数で変わる
引出物 参列者へのお礼の品 1世帯に1つ用意することが多い

お布施の金額は、宗派・地域・お寺との関係で違い、決まった相場はありません。

「皆さまどのくらいお包みされていますか」とお寺に直接尋ねるのは、失礼なことではありません。

お布施の包み方と渡し方

  • 包み:白い封筒か奉書紙に包むことが多い(郵便番号欄のない封筒を使う)
  • 表書き:「御布施」「お布施」と書き、下に施主の姓や「〇〇家」と書く
  • 渡す時期:法要の前のあいさつのときか、終わってお礼を伝えるとき
  • 渡し方:切手盆(小さなお盆)や袱紗の上にのせ、僧侶から文字が読める向きで差し出す
  • お車代・御膳料:お布施とは別の封筒に分けて包む

地域によって包み方の習慣が違うので、迷ったら親族やお寺に確認しましょう。

引出物の選び方

法要の引出物は、参列へのお礼として、帰り際に渡す品物です。

  • お茶・のり・お菓子・タオルなど、使えばなくなる品が選ばれやすい
  • 持ち帰りやすい、重すぎない品にする
  • 相手が好きなものを選べるカタログギフトもよく使われる
  • 掛け紙は、黒白か双銀(地域により黄白)の結び切り、表書きは「志」や「粗供養」など
  • 1世帯に1つ用意することが多い

香典返しと法要の引出物は別のものです。

四十九日の香典返しについては、香典返しの相場・時期・挨拶状で説明しています。

引出物と香典返しを同じ店でまとめて手配すると、品物の選び方や掛け紙をそろえやすくなります。

法要の引出物や香典返しをまとめて手配したいとき

ギフトの専門店では、金額帯ごとの品物やカタログギフトをまとめて選べます。

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取り扱いの内容・料金・掛け紙の対応は、公式サイトで確認してください。

案内状とお礼状の書き方

近い親族には電話で知らせることもありますが、人数が多いときは案内状を送ります。

案内状には、次のことを書きます。

  • 誰の、何の法要か(故人の名前と「一周忌」など)
  • 日時と場所(住所・地図があるとよい)
  • 会食の有無
  • 出欠の返事の方法と期限
  • 施主の名前と連絡先

法要の案内状やお礼状では、句読点を使わない書き方が慣習として用いられることがあります。

案内状の文例(一周忌)

謹啓 〇〇の候 皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます

さて 来る〇月〇日は 亡父〇〇〇〇の一周忌にあたります

つきましては 左記のとおり法要を営みたいと存じます

ご多用中誠に恐縮ではございますが ご参列くださいますようお願い申し上げます 謹白

日時 令和〇年〇月〇日(〇)午前〇時より 場所 〇〇寺(住所)

法要後 粗餐を用意しております お手数ながら〇月〇日までにご返信をお願いいたします

法要の案内では、時候のあいさつを入れることもあります(香典返しの挨拶状では入れないのが一般的です)。

案内状・お礼状の文例は、下のWordファイルにまとめています。

欠席した人から供物・香典をいただいたとき

法要に出席できなかった人から供物や香典をいただいた場合は、法要の後にお礼状を送ります。

あわせて、引出物と同じ品物を送ることもあります。

お礼状には、法要を無事に終えたことの報告と、心づかいへのお礼を書きます。

相続の手続きとの関係

四十九日の前後は、相続の手続きの期限が近づく時期でもあります。

手続き 期限 説明している記事
相続放棄・限定承認 相続の開始を知ったときから3か月以内 相続放棄とは
準確定申告 相続の開始を知った日の翌日から4か月以内 準確定申告とは
相続税の申告 相続の開始を知った日の翌日から10か月以内 相続税はいくらからかかる?

四十九日の法要で親族が集まる機会に、遺産の分け方について最初の話し合いをする家族もあります。

話し合う前に、財産の一覧を用意しておくと進めやすくなります(財産目録の書き方)。

法事の費用と相続税

相続税の計算では、葬式費用を遺産総額から差し引けます。

ただし、初七日など法事のためにかかった費用は、差し引ける葬式費用に含まれません(国税庁 No.4129)。

相続税の申告が必要か、どの費用を差し引けるかは、税理士または税務署に確認してください。

お墓がない・お墓を移したいとき

四十九日や一周忌までに納骨先が決まっていない場合は、急がなくてもかまいません。

遺骨を自宅で保管し、一周忌や三回忌にあわせて納骨する家族もいます。

  • 新しくお墓を建てる場合は、石材店の見積もりを比べてから決める
  • お墓を建てない場合は、永代供養墓・樹木葬・納骨堂などを検討する
  • 遠方のお墓を近くに移す場合は、改葬許可の申請が必要

お墓の費用はお墓を建てる費用と流れで説明しています。

お墓を建てない方法は永代供養と樹木葬の違い、お墓の移し方は墓じまいの方法と手順をご覧ください。

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案内状・お礼状の文例と準備チェックリスト(Word・無料)

法要の案内状・お礼状の文例と、準備のチェックリストをWordで用意しました。

  • 四十九日・一周忌・三回忌の案内状の文例
  • 法要後のお礼状の文例(欠席して供物をいただいた人向け)
  • 施主のあいさつの例(始まり・会食前・締め)
  • 準備のチェックリスト(お寺・会場・会食・引出物・お布施・納骨)
  • 参列者の名簿(出欠・人数・引出物)

仏壇・位牌の引き継ぎや処分は実家の仏壇・位牌はどうする?で説明しています。

年末の喪中はがきの準備は喪中はがきの書き方と文例で説明しています。

納骨の前のお墓の名義変更はお墓の名義変更(承継)の手続きで説明しています。

喪主が四十九日までにやることは喪主の決め方とやること一覧で説明しています。

よくある質問

四十九日の前に、お祝いごとをしてもいいですか?

四十九日までは、結婚式などのお祝いごとへの参加を控える家庭が多いです。

ただし、決まりではないので、家族や相手と相談して決めましょう。

一周忌と三回忌を一緒に行えますか?

同じ年に別の故人の法要が重なる場合など、まとめて行うこと(併修)もあります。

一周忌はほかの法要とまとめずに行うのがよいとする考え方もあるので、お寺に相談しましょう。

家族だけで法要をしてもいいですか?

かまいません。

家族葬で見送った場合は、法要も家族だけで行うことが多いです(家族葬とは)。

お寺とのつきあいがない場合は?

葬儀社や霊園に、読経をお願いできる僧侶を紹介してもらえることがあります。

宗教儀式を行わず、家族で食事をしてしのぶ形にする家族もいます。

法要に呼ぶ範囲はどう決めればいいですか?

四十九日と一周忌は、葬儀に参列した親族と、故人と特に親しかった人を招くことが多いです。

三回忌以降は、家族と近い親族に絞る家庭が増えます。

呼ぶ範囲を小さくする場合は、故人の兄弟姉妹など近い親族には事前に伝えておきましょう。

法要の費用は誰が出しますか?

施主が出すのが一般的ですが、決まりはありません。

兄弟姉妹で分担する場合は、事前に話し合っておくと、後で不満が出にくくなります。

まとめ

  • 主な法要は四十九日・一周忌(満1年)・三回忌(満2年)。日程を動かすなら命日より前に
  • 準備はお寺への連絡から。会場・案内・会食・引出物・お布施の順で進める
  • 納骨には、火葬済みの証印を受けた火葬許可証が必要
  • お布施の金額に決まりはない。分からなければお寺に尋ねてよい
  • 法事の費用は、相続税の計算で葬式費用として差し引けない

監修者

行政書士(2018年11月開業)・社会保険労務士試験合格。遺産分割協議書の作成や相続人の調査(戸籍の収集)など、相続の書類づくりに携わっています。

このサイトでは、法務局・裁判所・国税庁・金融機関などが公表している一次資料で確かめた内容だけを書いています。詳しくは運営者情報をご覧ください。

参考資料:墓地、埋葬等に関する法律14条/国税庁 タックスアンサーNo.4129「相続財産から控除できる葬式費用」/民法915条/所得税法125条/相続税法27条。法要のしきたりは宗派・地域・家によって異なります。この記事の時期や手順は一般的な目安です。

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